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バチカン・エクソシスト

『バチカン・エクソシスト』 トレイシー・ウイルキンソン著 矢口誠訳

現在のイタリアには約350人のエクソシスト(悪魔祓い師)がいる。
彼らは平時は司祭(神父)として仕事をしており、信徒に求められれば
映画「エクソシスト」で描写されたように人に憑いた悪魔を祓うそうだ。
(本物の悪魔憑きは非常に稀で、大抵が軽い症状のため映画のように
本格的な儀式をすることは本物の悪魔憑きの時以外は無い)

現代社会では過去に魔女狩りやらを行ったカトリックと言えども、
理性的になって迷信的行動は慎まなければならない。
それなのに何故悪魔祓いを現在もしているのだろうか、というのが本書のテーマ。
エクソシストの仕事内容、現役エクソシストの紹介、
カトリック内部でのエクソシストの擁護派と否定派の話、
悪魔に憑かれた3人の女性の話、精神科医から見たエクソシストへの意見、
といった興味深い章立てで全く飽きない内容で勉強になりました。

中でも面白いのは、悪魔祓いしてもらった女医の話。
彼女に悪魔祓いをした人物は、過去統一教会にハマって教義を無視して結婚したり、
カルト宗教スレスレの儀式を繰り返していて、教皇ベネディクト16世から破門通告を受けたことで
有名なミリンゴ神父(元大司教)。
科学的な職業である女医が悪魔祓いしてもらうなんて本来はあり得なさそうでもある上に、
彼女にこのヘンテコなミリンゴ神父の元へ行くよう進めたのは、
ほぼ40年近いキャリアを持つ精神科医だったと言うところ。
イタリアは非常に信仰が篤い国(南部は特に)だからなのか、医者の中にもエクソシストの存在を
肯定する人が少なからずいるそうです。
この部分は読んでいて思わず「へぇー」と声が出てしまった。

ちなみに、日本にもエクソシストに当たる資格が存在します。
カトリックの司祭(神父)は、叙階と同時に誰もが祓魔師(悪魔祓い師)の資格を授けられるので、
これが日本版エクソシストの資格です。
なお、実際に日本人司祭が悪魔祓いをしたという話はまだないそうで、
文化や土壌が欧米と違うため今後も悪魔憑きは無いと見て良いんだとか。
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テーマ : 図書館で借りた本
ジャンル : 本・雑誌

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    趣味は読書、図書館内の散歩、ねとらじ・ゲーム配信の視聴、サッカー(Jリーグ)。前は十句観音経の写経、落語も。
    読書は目に付いたものを適当に読んだりレビューで気になったものを読んでるので特にジャンルは決めてない。教養が欲しいです。
    やっとこさ簿記2級合格しました。(平成23年12月)

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