田向健一先生のブログが更新されていたのをツイッターで知って
「そういや獣医さんの本をもっと読みたいなー」と唐突に思い立ち
図書館で『タヌキのひとり』を借りてきた。
他にもムツゴロウさんの『ムツゴロウの獣医修業』も読みたかったが貸出冊数的にまた今度に。
『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』 坂口恭平著
これ少しだけ読んでみたら中々面白い。
無一文で服すらない状態でこの日本で生きていくにはどうすればいいか、というところから始まり
服も靴も燃えるごみの日に行けば服だけ・靴だけで分別された状態でゴミとして出されてるので
かなり新しい状態の衣服が手に入ることを紹介。
さらにご飯も台東区に行けば炊き出しがあるから飢えることは少ない。
お酒だって、とある自販機には賞味期限が過ぎたワンカップ大関が60円で買えるし、
引っ越す人が飲まずに置いてあったお酒をそのまま捨てるから運がよければそれを飲める。
吾妻ひでおが『失踪日記』で大根盗んだりゴミ捨て場からうどん拾ってきたりしてたが
都心部ではこんな苦労もいらないみたいだね。
仕事を得るのも、無一文で生きるのも東京が良いということのようだ。
ちなみにホームレスの人たちは長いこと炊き出しに頼り過ぎると
自分で食を得ることをしなくなると知ってるから自立するためすぐ利用しなくなるらしい。
犯罪をおかせば衣食住に困らなくなるのに、それをしないホームレスは偉い、と
美達大和は本で言ってたけどほんとだなぁ。俺よりしっかりしてる。
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テーマ : 図書館で借りた本
ジャンル : 本・雑誌